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プロフィール
ワラビー
ワラビー
四国は徳島県でサバイバルゲームを楽しんでいる元少年です。
根っからの”クルマ好き”ですが、ひょんな事から週末コンバットに目覚めてしまい、そこからは”やや”暴走気味のダメな大人の良い見本です。
楽しいコトが大好きで、メカメカしいモノも大好きな脳内年齢が6歳程度の人間ですので、文面に大変お見苦しい所もあると思いますが、暖かい目で見てやってください。

2017年09月28日

ASG スコーピオンEVO3 A1 分解修理

こんちは!ワラビーです!
今回は前回の予告通り1年使い続けてやっと無事(?)にブッ壊れた”ASG スコーピオン EVO3 A1”を分解・修理していきます。
何かのお役に立てれば良いのですが、いかんせん僕が書く文面です。 大変お見苦しいトコロもあるでしょう。。
余り期待などはせず「ははは。何やコイツ。」程度に流し読み頂ければ幸いです。
最初に断っておきますが、分解・整備のプロセスにおいて”間違ってる”トコもあると思います。
僕が事前知識として何かで勉強した訳でもなく、もちろん”プロの何か”でもないので、あくまで「自分のできる範囲で直す」そんな記事です。
”合ってるのか間違ってるのか”正直自分でも気付いていないトコもあると思うので悪しからずご了承ください。


さてさて早速分解に入る訳ですが、分解する前に”故障内容の確認”は事前にしておきましょう。

今回の故障内容は”バッテリーを繋ぐと「プッ、プッ」とエラーが鳴って作動しない”です。
症状が発生した時は3バーストで射撃中、急にモーター周りが”グッ”と動いた瞬間に動きが止まってエラーが発生。
それ以降はバッテリーを繋ぎ直してもエラーが出ます。 ”エラーコードが出る”って何か賢い作りしてますね。
とにかく”箱出し”の状態でベベルギア周りから結構なギアノイズと思われる”甲高いノイズ”が出てましたので、
恐らくはベベル・ピニオン間もしくはスパーギア辺りが起因して障害が発生しているような気がします。
とにかく原因を探る為に分解をはじめましょう。
写真はハンドガードとストックを外した状態です。
工具も何も必要ありません。 説明書通りに外すだけです。


レシーバー外装を貫通し、アウターバレルAssyを固定している黒いピンを右側から抜きます。
ポンチも何も必要ありません。 指でグッと押すだけで出てきます。
バレルAssyを固定して、尚且つありえへん剛性感を出しているピンなだけに「どんな凄いピンなのよ?」とワクワクしますが、
なんのこっちゃない、ただの”黒いプラスチックの棒”です。。
剛性感はレシーバー側にハメ込んだ状態でギンギンに極まってるので、このピンは正直”エチケット(何の?)”程度の物だと思われます。
クローズアップ画像がありませんが、レシーバー外装の7本のヘックスも取り外します。
※ヘックスはレシーバー左側から外します。


あとはモナカ構造になっているレシーバー外装を剥がします。
バレルAssyがレシーバー前方にハメ込んであるので外す時はゆっくり慎重に。
僕は癖でレシーバー右側から剥ぎ取りましたが、みなさんも分解される際は”右側から”はじめてください。
理由はレシーバー左側にはダミーボルト(カバー)を前進させるためのスプリング、通称「ィヤァァァーッホォォーゥ!」が待ち構えてるからです。
簡単に言うと不用意に外すと飛び出す出番を待ち構えてるスプリングとスプリングガイドが音速を超える速度(ウソです)で飛び出します。
1911のサムセーフティを外す際に注意が必要な「ィヤァァァーッホォォーゥ!」と一緒ですね。


外装右側が外せたら、バレルAssyとダミーボルト、それから「ィヤァァァーッホォォーゥ!」を外します。
ダミーボルトを外す際に恐らく「ィヤァァァーッホォォーゥ!」が発生すると思いますので、心の準備をしておきましょう。
無事に外れたら外装左側も外します。


次はグリップ周りを外していきましょう。
グリップは通常の電動ガンと変わらずグリップ底面のヘックス2本を外します。
今回はレシーバー側から順に分解してますが、別にグリップ側から分解しても大丈夫です。
「この順序じゃねぇと大変な事になるんだぜ」的な要素はありません。 凄まじくラクに分解・組立ができる、良く考えられた設計です。


コネクターを丁寧に抜き、モーターを取り出します。
モーターはショートタイプが使われています。
このモーターが実に良くて、トルクがムキムキ☆モータルコンバットな(んだソレ?)性能を叩き出してます。
後述しますが、スコピには逆回転防止ラッチが有りません。 モーター自身の強力なモーターブレーキにより逆転ラッチを必要としない設計のようです。
つまり射撃時にはフルオート射撃後であっても、”いつもプリコッキング無し”の状態からモーターが始動する事になります。
そして常時どんな状態でも”変わらないトリガーレスポンス”を実現してるって事です。
プリコッキングゼロでこのセミ&バーストのキレの良さを出している訳ですから、いかにこのモーターが”良い仕事”をしてるか分かります。
※僕が11.1vのLipoを使ってるのはこの理由です。


モーター自身はかなりの”トルク寄り”な設計という事もあって、磁力がかなり強力です。机の上のツールボックス(鉄製)にバチィッ!とっくつきます。
間違えても外したモーターを机の上に置きっぱなしにするのはやめましょう。
ネジやら工具やらがモーターから発せられる”愛”に引き寄せられてきます。そして最後にはその大いなる”愛”に抱かれて眠りにつくのです。
※ゴミや小さなネジがモーター内部に入り込むと大変なので小さなビニール袋か何かに入れ、精密機器から遠ざけて置いときましょう。
写真撮ってませんが、ピニオンギアには何の損傷もありませんでした。
ギアに当たりが付いた程度でキレイなままだったので、今回はピニオンの打ち換えなどは行わず続投させます。


そしてまたまた写真を撮り忘れましたが、グリップの底(内部)にあるヘックス4本を外してグリップも取り外しておきます。
ココも通常の電動ガンと何ら変わりありません。 なので写真を撮り忘れたのです。(言い訳)
グリップが外れたら、トリガーガード底部からヘックスレンチを差し込んでトリガーガード内のヘックス1本を取り外せばロアレシーバーを取り外す事ができます。


別に先に外しておいても良かったんですが、スプリングガイドとメインスプリングをメカボックスから抜き出します。 チョイ押してプリっと回せば出てきます。 
通常のスプリング交換だけだとストックを外した状態であればスグにアクセスできますので、スプリング交換が”ほぼ”ワンタッチで行えるのは非常に便利な構造です。


ここからはメカボの分解に入る訳ですが、ここまでの所要時間はものの数分です。 なんつー整備性の良さ! あまりの整備性の良さに何かワクワクしてきます!
因みに今回分解修理を行うに当たって”下調べ”などは一切行っていません。。 っと言ってもコレはいつもの事なんです。
「バカじゃねぇの。そういうヤツが無駄にブッ壊すんだろ?」なんて言われるかもしれませんが、僕はエアガンの分解とか修理・整備も”楽しんでやりたい派”なので、
事前に調べてしまうとどうしても”作業してる感”が出て来てしまい萎えてしまうんですよ。。
コレどうなってんの? アレ?間違えたか? マイガッ!やっちまった! なんて事をトライ&エラー&エラー&エラー&サクセス!で楽しみたいんです。
どうせ”直す”って行動自体に違いは無いと思うんで、せっかくならワクワク☆ドキドキしたいってワケです。
そんな訳で一般的に言うと”間違ったプロセス”が多いかもしれませんが、あくまで”我流で遊んでる”ので参考にならないと思いますし、
間違っても”手本に分解”などはしないように注意してくださいね。


さてメカボ・ヴァーーンの前にメカボ自体を貫通してる”忌まわしきアンビセレクター(のギアとセレクタープレート)”を外します。
セレクターの左右を連結させてるギア自体はメカボ左側にヘキサで固定されてるだけなので外して抜き取ります。
左側のセレクタープレートはメカボから突出したトリガーに引っ掛かって外せないのでメカボ・ヴァーーンまでそのままにしておきます。
ですがメカボ左側にはセレクターのスイッチ類が露出しいて、スイッチ自体がかなりデリケートなので中二男子生徒を扱うが如く慎重に対応してあげてください。


左側と同様に右側も取り外します。右側のセレクタープレートは普通に抜けるので外しておきましょう。
っで、”闇の深い操作系”で書いた通りアンビセレクターが左右でガッタガタな件ですが、原因はこの”セレクターの構造”によるものなんです。
シミュレーションしてみると、
左右どちらでも良いので①セレクターを動かす ②片側のセレクタープレートが動く ③メカボ貫通のギアが動く ④反対側のセレクタープレートが連動する ⑤結果的に反対側のセレクターが動く。
こういうプロセスを経て左右のセレクターが動いてるもんだから、各プロセスにおいてギアのバックラッシュや部品同士のガタで”セレクターのガタツキ&ズレ”が発生してるんです。
バックラッシュを詰めればマシになるかもしれませんが、今回は面倒臭いのでパス。


さて、セレクター類が外せたらいよいよ左右メカボを固定してるヘックスネジを外します。 ヘックスは全部6本。少ないですね。


写真が前後しますがメカボ上部は”背骨”が入ってるので抜いておきます。
メカボ後方側から前方に向かって抜けば良いと思ったのですが、もしかしたら違うのかもしれません。
アホみたいに堅く極まってました(というより、抜け防止のラグ部分がガッチリ噛み込み過ぎ)。 しかたないのでポンチでゴンゴンたんすにゴン。
組み込む時にゴンゴンしたくなかったのでマシになるか分かりませんがオイル(油)を吹いときました。 背油こってり。


背油、まちがえた背骨とヘックス6本が取れれば無事にメカボ・ヴァーーンです。
ですがメインスプリングも無ければ「ィヤァァァーッホォォーゥ!」も潜んで無かったので”メカボ・ヴァーーンぬ!!”てなりませんでした。。
僕、ケッコー好きなんですけどね。ヴァーーン後のドラゴンボール探し。
あのヴァーーンの瞬間に生まれた「何何何!?今何飛んだし!?」から始まるフォーリン愛。
「出会い」そして「別れ」。 失った存在の面影を求め旅に出て、人は気付かぬ内に一回り大きく成長する。
「いまブッ飛んだ角度からしたらコッチやな…」 「モニターに当たった音したから、バウンドしてからの床やな…」 「まてまて、最後は音せんかったからベットの上やな…」
そして「アターーー!アタヨーーー!」と喜び勇んで我に返る。 「コレ、前に飛ばして無くしたヤツやん…」
ま、そんなドラマチックな展開を経ても最終的には自分の服とかズボンの上とかにあったりするオチが大半ですがね。。
イカンイカン。 いつもの癖で脱線してしまった。
今回はスマートに最低限の文章で表現(?)するんだぜ。


おやおや? メカボ右側に何かくっついてきましたぜよ?
とりあえずメカボ・ヴァーーンにならない優秀設計のメカボックスを捲ります。するとメカボ右側にFETがくっついてきます。
説明書にも書いてあるんですが、ECU(制御マイコン)とFETは分割式になっています。なんつー整備性の良さ!
ところが分解して分かったんですが、FETとECUを繋ぐコネクターと言うか”ピン”が鬼細いんで、かなり慎重に扱う必要があります。
そんでもって分解して気付いたんですが、これ、分解する前に配線をメカボの”ツメ”から外しておけば配線をかわすだけでFETとECUを分離する必要性は無くなりますね。
こっちの方がより安心できるかもしれません。


ではでは故障の原因を探っていくことにしましょう! WakuWaku☆DokiDoki
…………。
あ、はい。 ベベルが飛んどるだけでしたわ。。
もうちょっとエゲつないヤツをほんのり期待したりしてたんですが、普通にベベルの破損だけでした。
スパーに至っては「え?何か?」ってぐらいキズもエグレもありません。
まぁ箱出し直後からベベルのギアノイズっぽい音がしてたんで想定はしてましたが、シム調整は結構甘めかもしれません。
それにしてもスッカスカのメカボックスです。
逆転ラッチ無し、トリガー周りはECU&FETのみ、機械式らしいモノと言えばカットオフレバーのみ
と、至ってシンプルなメカボックス。 何度も言いますが、スゲーな!整備性の良さ!!


しっかしこのデカイ破片は何じゃ?
メカボックスの壁面にへばり付いていた謎の物質。金属です。
ギアはベベル以外損傷は無く、レバー類もカットオフのみで破損もありません。
もちろんメカボ自体の損傷はありませんよ。
※コイツな何なのかは後で分かります。


見事玉砕したベベルギアです。
通常のOHなら洗浄してから各部を確認するんですが、今回は故障の修理なので洗浄する前にグリスの状態や破損した部品の破片など、メカボに残された情報をできる限り集めておいて今後の対策に繋げます。
精度は悪くないかもしれませんが破断した断面を確認してみるに、ごくごく普通のダイカストっぽいです。
素材が何か分かりませんがステン・スチールの類で無く、亜鉛か何かの合金のようです。
また前述した通りスコピのメカボには逆転防止ラッチが無いのですが、ベベルには逆転ラッチ用の掛かりがあります(4カム)。
なので通常のSTD系メカボに使われてるギアをそのまま流用して使われているようですね。
逆を言えばモーターのピニオンと相性が悪くなければSTD系のベベルがそのまま使用できるって事ですね。
専用品・純正品を注文する必要性が無いのは助かります。


こちらはセクターギア。
カットオフレバーを動作させるカムがあります。 こちらも通常の電動ガンと同じ物っぽいです。
僕はてっきり”セクターギアにマグネットか何かが仕組んであって、それを基盤が感知してセクターの回転を読み込んでいる”とか考えてたんですが、
カットオフのカムがあってカットオフレバーも有るんで普通の電動ガンと変わらない制御方法なんですねぇ~。チョット意外でした。


今回分解したメカボ内に入ってたギア3点セットです。
全てに「ASG」のロゴが誇らしげに入ってます。 が……
「ウソみたいだろ? (ベベル)死んでるんだぜ、それで。」という雰囲気ですわ。
ベベル以外のギアは損傷はもちろん、特に摩耗もしてなかったのでそのまま使用します。
バックラシュも少なめで歯掛かりも悪くないので精度は出てるのかもしれません。


こちらがスプリングガイド。 POM素材かな?と思われる白いスペーサーが……
って、何かねぇじゃねーーーかッ!!!
前述したデカめの金属片、実はスプリングガイドが破断して出した破片でした。。
特に強力なバネを使用してた訳でもないのに、こんなトコが破断するだなんて…。
一番負担が掛かる場所ではあるので、これは素材が悪いですね。。 破断面から亜鉛系合金でダイカスト製です。
まったくもぅ。。 って事でコレばっかりは専用品なので注文です。
途中で話が飛びましたが、スプリングガイドにはPOM素材と思われるスペーサーが最初から入ってます。
初速調整の為か単純にガイド側のスラストベアリング代わりなのかもしれません。
ですがピストンヘッドにベアリングが入ってますので無くても問題ないと思います。
っで今回の故障診断としては”ベベルの破損”って事実に変わりは無いのですが”ベベルの破損に至った経緯”が「シム調整不足」による物なのか
「ギア自体の強度不足」によるものなのか、はたまた「その他の原因が起因した結果ベベルが破損したのか」が分からなくなりました。
だってスプリングガイドの破片がメカボ壁面に付いてた位置が露骨にベベルの位置なんだもの……。
①スプリングガイドが破損 ②破片がメカボ下方向に落ちる ③ベベル・スパー付近に入り込みギアーがロック ④モータルコンバット(モーター)が元気よくフェイタリティをキメる
ってパターンも考えられるじゃないですか?
まぁそんな事考えてもベベルが破損した事に変わり無いので代わりのベベルを選択します。


交換するベベルギア(左)と破断した純正ギア(右)。
今回はスチールギアを選択。 っつか、予備で保管してあるパーツボックスから引っ張り出してきたKWA(KSC)RM4 ERG用の純正ベベルですけどね。
このERGに使われてるギアってどれもスチールギアなんですよね。もちろん削り出しで精度もカスタムギア並み良いです。
※焼結金属製(スチール)の間違いでした。
もしかしたら中途半端なカスタムギアより精度が良いかも。
って事で負担が掛かり気味なトコは素直に強化しておこうと思って今回採用します。
もちろんギアの枚数は同じなのですが、ピニオンとの当たり面のプロフィールが若干違います。
ですがスコピ純正ギアに残ったグリスを確認するに関係のない場所なので問題ないと思われます。


ついでなので各ギアもSTDメカボVer2のギアと見比べてみます。
……。
思った通り、Ver2のギアがそのままポン付けできます。
ちなみに写真で言うと下側、若干黄色みの付いた方がスコピ純正ギアです。
STD Ver2ギアが使えるって事は星の数程ある強化ギアがそのまま使えるって事なのでメチャ助かります。


ただしセクターギアにはセクターチップ(あってる?)が付いてるので注意が必要です。
マルイ規格の強化ギアをポン付けすると給弾不良が発生するかもしれません。 ま、セクターチップ入れれば済む話ですがね。
写真左の純正ギア、なんのギアだったか忘れちゃいましたが海外製電動ガンのヤツだと思います。よく見るとマルイ規格と少し違いますね。。


さて、故障原因の検証も終わりましたのでメカボックスとその他のパーツを洗浄してきました。
みなさんはメカボの洗浄ってどうやってますか? 僕は中性洗剤(食器用洗剤)と歯ブラシでゴシってます。
メカボに接着などの施工がある場合は脱脂もしますが、基本のOHではパーツクリーナーとかはあまり使いません。
水洗いしちゃうと速やかにそして確実に乾燥させる必要がありますが、いちいち外に持ち出して新聞紙広げてパーツクリーナーでブシューなんて面倒臭くて…。
てへ♡
あっ、そうそう! スコピは電子制御なんでマイコンは外して洗浄ですよ、もち。
写真では中途半端に組んでしまったんでアレですが、トリガーを外したらその下に+ネジが露出するので+ネジ1本を抜くだけで外せますからね。


洗浄前にはコッテリ過ぎて写真に撮れてませんでしたが、ピストンを確認するとピストンクラッシュ間近なのが分かります。。
ピストン自体は品質の良い物で、素材はファイバー樹脂製。
リバウンド対策されていて、最終4枚がメタルティースでポリゴナル形状。
そんでもって、これまたSTD Ver2ピストンがポン付けできます。
ピストンヘッドの写真がありませんが、ヘッドは吸気ポート6個が空いたPOM素材です。こちらもカスタムパーツの様な出来栄えです。
Oリングとシリンダーの相性も良く、シリコンオイルを吹いた上でシリンダーヘッドのノズルを指で塞ぎピストンを自重で落下させるとシリンダーの加速ポートまではスルッと落ち、
ポートを過ぎた辺りでピタッと止まります。 逆さにすると抵抗なくスルッと落ちてくるので完璧です。
ただコレに関しては個体差があるとは思いますけどね。
肝心のピスクラ気味になった原因ですが、実はコレ、分解する前から想像は付いてたんですよ。
と言うのもスコピを買って手元に届いた直後に組み合わせるバッテリーをアレコレ試してたんですが、ピストンの打撃音がウルサかったんでマズルを指で塞いで空撃ちしてたんですよねぇ。。
んで、前回の記事でも書いた”闇の深いセレクター問題”が発生して「セミオートのつもりが、いつのまにか3バースト」に……。
排気系の気密の良さも手伝って見事なくらいにピストン周りから「キュギャギャァァァアァアァッ!モウダメ…タスケテとの声が。。。
運よくピストンティースのフルクラッシュは避けたものの、ティースの中央と後半がキテるのは明白なので、まさに想像通りですね。。
ま、この瞬間に「うん。気密性は問題ないね!」って前向きに考えるようにしてたんです。
通常なら交換した方が良いくらいに摩耗(破損)してるんですが、
今回は交換しません。キッパリ
と言うのにも僕なりの考えがあるんです。
交換した方が良いのは間違い無いんですが、交換しなくても結果的に発生する故障はティースが砕け散るピストンクラッシュです。
単純にピストンが動かなくなって”撃てない”だけならその他の故障に比べたら軽症だと思うんです。
各ギアやメカボのメタル・BBが摩耗・損傷してるなら障害が発生した場合には更に大きなトラブルに繋がってくると思うんですが、今回確認した限りではそんな傾向はありません。
なので「故障(ピスクラ)したらOH時期だと考えれば良いじゃない」って思うんです。
故障する前から定期的にOHすれば永く付き合えるのは分かってても、僕みたいな面倒臭がりは故障するまで使い続けちゃうんですよね。
なので軽症で破損してくれる分には逆に歓迎というか、OH目安になって良いんです。
OH時にその他の部品の摩耗・破損具合にも気付けますからね。 それに今回確認した通りVer2ピストンの流用ができるんでパーツ供給には苦労しませんから。
安心してブッ壊せます。
なーーんて事を書いちゃうと「てめぇナメとんのか!?」と言われそう(いや言われるだろ)なんですが、
コレが”プロショップの所業”なら大問題ですよ、もち。
でもあくまで個人的に自分の銃を自分の考えを持ってイジってる話なんで、これこそが”自己責任でイジる”って事だと思うんです!


ピストン関係で話が長くなっちゃいましたが、シム調整を行います。
軸受けはメタルの8ミリでした。 とくに摩耗もなく、しっかりメカボに圧入(接着かも)されてたのでそのまま調整に入ります。
今回はベベルの交換を行ってるのでグリップを取り付けモーターを入れてピニオンの位置出しから初めて、そのままベベルからシム調整を行いました。
ごく普通の作業なのでハショってますが、ピニオン-ベベル間もベベル-スパー間も相性が良かったのですんなりシムがキマりました。
ピストンレール、タペットレール共にアタリが無かったので研磨等は一切行ってません。 グリスアップで問題無さそうです。
あ、トリガーが外れてますね。 前述したECU固定の+ネジが露出してます。
ECU側を取り外す場合はこの+ネジ1本外すだけです。


そしてトリガーとトリガースプリング。
前回の記事で書いた”闇の深いトリガー”です。。
「なぜトリガープルがあんなに軽い(軽すぎる)のか?」は分解してみるとスグ分かります。
理由はメカボに組んでる状態でトリガースプリングに”プリロード”が一切かかってません。。 要するにトリガーが遊ぶ直前って感じです。
分解する前は「STDのトリガースプリングが使えるようなら交換しよう」と思ってたんですが、
肝心のトリガー自体が樹脂製なので強いバネに替えてトリガーに負担をかけるのも「なんだかなぁ…」って感じがします。


なので今回はトリガースプリング自体は交換せず、スプリング自体はラジペンで「てぃッ!」って曲げて対処しました。
”樹脂製のトリガー”って言ってもちゃんと強度はある物ですし交換しても”まぁまぁイイ感じ”のトリガープルにはなります。
支点・作用点の違いからなのか、トリガープル自体も若干重くなりはするけど通常の電動ガンのトリガープルに比べると軽いままです。
で・す・が、「なぁーーーーんかシナってる?」って感じが拭えずアレコレスプリングを交換している内に”曲げて対処”してるヤツが個人的にはイチバン好みでした。
ちなみにスプリング自体はVer2の物と同形状なので流用可です。 プリロードがかからないのは一緒なので初期のトリガープルは意外と軽いままです。


ピストン・シリンダー・タペットプレート&ノズルも組み込みました。
そういやシリンダーに触れてませんでしたが、シリンダーはシリンダーで中々良さそうなモノが入ってます。
素材はスチール(鉄)製と思われます。 なぜにこんなカタい物質を使うに至ったかは分かりませんが、シリンダーグリスの馴染みも良くOリングとの相性もバッチリ。
シリンダーヘッドはこれまたカスタムパーツの様な出来の良さで排気ポートはファンネル形状。 ローディングノズルとのクリアランスもバッチリでした。
黒くてカッコ良く(どうでもいい)、叩くと”キーーン”と良い音がして(そこもどうでもいい)、更にはエアロスも少ない(コレは重要)。
特にイジる必要が一切無かったのでこのまま続投です!
って、シリンダー組み込むと後はメカボ閉じるだけなんですよね。
「色々無いよ」って思っちゃいそうですが(現に僕もアレ?終わり?って感じてました)、これで全てのパーツは組み込んでます。
えぇ。”スッカスカ”ですよ。スッカスカ。
シンプルでいて効率的、素晴らしく美しいメカボックスです。(画的にね)



そんな”美しいメカボックス”を感心しながら眺めてると、一つ気になる事が……。


ブチ当たっとるがな。
タペットプレートが厚く、セクターのインサートよりも厚みがあるため前進させるとシムにタペットがブチ当たります。
タペットが厚くて強度が有るのは良い事なんですが、セクターチップ以上に厚みを持たせても意味が無いと思うので、シムが当たる部分のみ滑らかに削り取りました。
しかしよく今まで何の症状も出ずに動いてたもんです。
タペットプレートを確認すると特に削れたような痕跡も無かったので気にも留めませんでしたが、コレってシムに当たってノズル-チャンバー間の閉鎖不良が起きてたか、
メカボ(シム)とセクターの間にメリ込むような形で動いてたって事ですよね?
初期状態でセクターのシムが甘かったんかなぁ… 確認しときゃよかった。。


ウジウジ考えても進まないので、さっさとメカボを閉じて続きをやっていきましょう。
はい、新しく届いたスプリングガイドです。
といっても”強化品”の方です。(EVO3用 強化スプリングガイドCNCスチール ベアリング付き) というか、標準仕様の物が売り切れで強化品しか売ってませんでした。
値段もそんなに違わなかった(¥3500くらい)と思うので、いっその事ブッ壊す前に交換しとくってのも手かもしれません。


先程”強化品”と申し上げましたが、恐らくコイツ”対策品”です。 ほぼ間違い無いと思います。
”強化品”と”対策品”似てるようで全然違います。
”強化品”ってのはそのまんま、壊れそうなトコを強化した物です。
対して”対策品”ってのは主に製造メーカーが商品を発売した後で欠陥に気付いて「やっべ、対策品出しとかんと何言われるか分からんぜよ。」と純正品と同等価格で優れた部分を取り入れ販売している物です。
つまり”メーカー自体も強度不足に気付いてた”って事だと思います。
僕は自動車関係の仕事をしてるんですが、自動車業界では良くある話です。 国産車はすぐリコールが出るんで余り馴染みの無い方も多いかもしれませんが、外車は対策品だらけです。
エアソフト業界でメーカーが対策品を出してるのは聞いた事がありませんが、よくある話なんでしょうか?
ともかくメーカー側が欠陥に気付いてたとしても、シッカリと対策品をリーズナブルに提供してくれる辺りはケッコー嬉しいもんですね。
アリガタヤ アリガタヤ


さっそく強化品と見比べてみましょう。
…………。
うん。いきなりクオリティがマジぱねぇくらいカチ⤴アがってるんですが。
名前の通りスチール削り出し。 スプリングを受け軸にはスラストボールベアリングを採用。 ガイド先端は何の目的か分からんですが、何かカッコよくなってます。
メカボックスと勘合する部分は別部品になってますが、おそらくスチールのプレートを切り出した物を採用しているようです。
これで再びツメが折れちゃうことは無いでしょう。


ただし気になる事が……。
純正品(右)には写真に撮り忘れてしまいましたが白い3mm程のPOMワッシャーが入ります。
強化品(左)はスラストベアリングが意外と分厚いんで、POMワッシャー分を差し引いても純正品より5mmほど底上げしてしまいます。
結果的に初速の上昇は避けられないでしょう。
ですがこのスコピ、初速がデフォルトでケッコー高めの数値を叩きだしてるんですよねぇ…。
購入当初の初速計測では0.2g弾使用で91~92m/s。 購入時の初速証明書もほぼ同じ数値でしたので間違い無いとは思います。
なので5mm足すとケッコー恐い事になりそうです。。
ま、四の五の考えたところで初速アップは避けられないので作業を続けます。
組んでしまった後でも簡単にスプリング交換できますんで、そこまで考える必要性が無い(後で調整)ってのは気分が楽で良いですね。


無事にメカボも組み終わり………。

って流れで行きたかったですよ。僕も。。。
えぇーっと写真はねぇ。組みあがって、モーター組んで外装も元通りにしてバッテリーを繋いで「アレ(笑)?」ってなったところなの。
そんでねぇ、そんでねぇ、「アレ(笑)?」から「何(笑)?」へ。続いて「いやいやいや(笑)…」から「ウソやろ(哀)…」って心境の変化があって、
無我の境地へと深く踏み入り”メカボを閉じる”その瞬間まで遡る事に成功したのです。 はい。刻(とき)を駆けてやりました。
うーーんとね、バッテリーを繋ぐと「ブー、ブー」ってエラーコードがでるの。 直したハズなのに不思議だね(笑)。
ま、こんな事で落ち込んだりはしませんよ。
トーシローの分解修理なんてこんなモンですよ。 いつだってそう。
必ず一回は”何か起こる”。 これが僕のスタイル、マイ・スタイル Yeah. ……。


っといっても原因がサパーーリ分かりません。
正直に申し上げると、この時点で僕は初めて”説明書”に目を通した訳ですよ。 ええ、分かってます。クソですよね。
ですが説明書によると「バッテリーの低下・回線のショート・メカニカルエラー(メカ損傷)等の重篤なトラブルを検知しエラーコードでお知らせします」との事。
今回の故障はメカトラブルだった訳ですから、それに関しては問題が無いはずです。。
”ショート”つっても電気系イジって無いんでショートも考えにくいです。。
ECU側にある赤LEDが点灯したままになってるんですが、コレに関しては説明書に表記もなかった為、これはいよいよ流石に分からんくなってきたんでググってみました。
同じ症状でお悩みの方はおられぬようですが、エラーが出た場合は赤ランプ点灯で動作しないとの事。
原因としては「バッテリー低下・回線のショート・メカトラブル又はECU・FETの故障」が考えられるとの事。
なんか説明書と同じ事書いてま………? ECU・FETの故障!!?



ファッ!!?
いやいやいや無い無い無ーーい。 シンジラレナーイ。
”ECU・FETの故障”って、ソレが発生しないようにエラーが出て動作しなくなるのではないの?
だのにだのに現実ってのは実に残酷で、メカボ開けた状態でECU・FETをドッキングさせてモーターを繋いでバッテリー端子を差すと一瞬ECU・FET周りから「ぷすぷす…」と微かに音がした後、
「ブー、ブー」とエラーが出ています。。
それと同時に”おいしそうなプラスチックが焼けるオイニー”が卓上に広がります。
ECU・FET、死亡です。
※因みにECU・FETをドッキングさせずにバッテリーを繋ぐと一撃でブッ壊れます。 説明書にも書いますし、原理的に考えてメチャ危険なので要注意です。



”ECU・FETの故障”って言っても原因は分かりません。。
電気系(マイコンとか何かそういうヤツ)は詳しく分からないんですが、エラーが出て動作しないって事はECUが正常に判断してるって事なのでECUは無事なんだと思います。
「ぷすぷす…」って音が出てオイニーがするって事は内部ヒューズが働いてないって事だと思うので、ヒューズがある側と考えたらFET側…。
つまりFET側が故障なのか!?と考えてFETを注文しましたよ!
届きましたよ!
って事で新しいFETです。
正直FET交換だけで直るか自信ありませんでしたが、補修用FETが¥6000。補修用ECUが¥10000。。 正直ダメ元でFETのみ購入です。


先に結果を申し上げると「見事直ったぜ!」です。
やはりFETが何らかの理由で故障していたようです。 ¥6000の出費は正直「何か高ぇなぁ…」なんて思ってましたが、ECUも同時にブッ壊れてたら合わせて¥16000の出費ですからね。
ソレに比べたら安いもんです。
何より驚いたのが”ちゃんと補修部品が出回ってる事”ですよ!
値段はソレなりにしますが、部品が出回ってるのを見つけた時はスゲー嬉しかったです。
僕はFETが壊れるまで気にしてもなかったんですが、専用MOSFET搭載機って良く考えたら電子制御系がブッ壊れたらソレでオシマイなんですよね。
デカいガラクタになっちゃうんですよ。 なんたって専用品使ってるんで代用が効かない上にソレが心臓部なもんですから。
”基盤を組める人”にとっては「んなモン簡単に対応できんじゃねぇか。」なんて言われるかもしれませんが、そこまでの知識も技術も持ち合わせてないトーシローにとって、専用基盤の故障は致命的すぎますよ。。。
いやぁ~今回はホントに冷や汗かきました! それと同時に補修部品出してくれてるメーカーに感謝です!
今回”FET故障の原因”は分からず仕舞いでしたが、最初の障害発生時にエラーを出して通電がストップするハズが運悪く内部フューズを焼いてしまったのか、、、
はたまた分解時にECU・FETにムリな力が掛かって物理的に故障させてしまったのか、考えだしたらキリが無いくらい考えられる原因はあります。
ただ今回でよく分かったのは「電子制御機、結構デリケートっす。」って事ですかね。
今回の分解修理の記事はココまでです。
なんか物凄い中途半端な終わりかたですが、いかんせん記事が長くなり過ぎました。(蛇足が多い僕のせい)
本来ならくみ上げて「修理完了!」なんてシメ方が良いのは分かってるんですが、組んだ際は僕自身が「ホントに直ってるのか」疑心暗鬼だったもんで写真撮って無いんすよねぇ…。
エヘ♡
それでも何とか無事に修理完了です!
今回”分解修理”の記事を書いて思ったのは「分解と修理、もしくは組立は記事を分けて書くべき」って事です。
一気に書くと無駄に長くなっちゃうし、内容もハショりがちになってしまって”なんだかなぁ~”って感じになっちゃいました。すません。
それでもこんな蛇足の多い記事を最後まで読んでくれてる方がいるのであれば、本当にありがとうございます!!
それではまた!




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