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プロフィール
ワラビー
ワラビー
四国は徳島県でサバイバルゲームを楽しんでいる元少年です。
根っからの”クルマ好き”ですが、ひょんな事から週末コンバットに目覚めてしまい、そこからは”やや”暴走気味のダメな大人の良い見本です。
楽しいコトが大好きで、メカメカしいモノも大好きな脳内年齢が6歳程度の人間ですので、文面に大変お見苦しい所もあると思いますが、暖かい目で見てやってください。

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Posted by ミリタリーブログ at

2017年09月16日

ASG スコーピオンEVO3 A1

 こんちは! ワラビーです!
9月に入った途端に涼しくなってきましたね!
暑いのがニガテな僕にとっては願ってもない事ですが、それと同時に「夏ってさ、思ってるより儚く過ぎ去るよね。」なんてポエミィな感傷に浸ったりします。 中二病こじらせてるだけなんで気にしないでください。
それでも7月・8月と暑さがキビシくてろくにサバゲーできなかったんで、涼しくなってきて「そろそろですか?そろそろですね。」と血肉沸き踊ってきてるのは事実。
田舎暮らしのサバゲーマーとしては”シーズン入り”的なこの季節がバイブスの高鳴りを抑えきれず、無性にエアガンをイジり倒したくなったりする時期なんです。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さてさて、今回はココ最近ずっと使ってる”ASG スコーピオンEVO3 A1”の記事を書こうと思います。
といってもレビュー的なヤツを書く気なんてさらさらありやしません。
僕なんかが書く記事より俄然「役に立つ記事」・「みんなが気になるトコを網羅した記事」なんて優れた方々が既に書いてくれてると思います。
なにより発売からかなり月日が過ぎて”別に新製品ってワケじゃない”。 その上僕自身、コイツを購入し使いはじめてから1年以上過ぎてます。
「…… じゃ、何書くの?」
と思われるのは至極当然。 でも”1年以上付き合ってきたから分かる事”ってのもあると思うんですよ。
ですんで今回は”1年使ってみてボクが思う事”を中心に書いていこうと思うんです。


<右側>

はじめに説明を加えておきますが、僕のスコーピオンEVO3(以下”スコピ”)はセカンドロットです。
スコピはデンマークの”ASG”ってメーカーからリリースされてる海外製電動ガンです。
発売は2015年、当初の価格は¥78,000と見た目によらずケッコーなお値段でした。
そして2016年の春頃にセカンドロットが出回るようになりました。 お値段がイキナリ¥25,000以上安くなるという意味の分からん値下げをして、現在でも¥50,000を切る値段で2ndロットが出回っています。
気になるのが1stロットと2ndロットの違いですよね。
周りで1stロットのスコピを使ってる人が居ない(1stどころかスコピ使ってる人が居ない)ので確実な情報では無いんですが、初期生産分は専用のソフトケースが付いてきてたようなんですが、2ndロットにはありません。
付属しないだけなので、必要な人は別途購入する事になります。 ですが、”ケースだけで¥25,000以上”ってのは考えにくいので他にも違いはあるハズです。 が、ロットの違いによる変更点などは情報が無く、変更のアナウンスもありませんでした。
なので以下は”あくまで”僕の憶測なのですが、気付いた事は以下2点。
①ストックの変更
違いは分かり難いんですが、1stではツルンとした見た目だったのが2ndになってモールドが追加されています。
また1stで難アリだった”ストックを折りたたんだ状態での固定強度”が見直されていて、2ndロットでは不意に固定が外れて”プラ~ン”とする事はないです。
そんな事もあってロットによってストックが変更されてるのは間違いなさそうなので、1stロット発売時に出回ってた「ハンドガードとストックは実銃の物を使っている」との情報は”2ndロットになってどうなのか”は分からなくなりました。

②メカボックス内 MOSFETの変更
これはメカボ開けないと分かんないんですが、基盤を覆うカバーが違います。
因みにFETや制御基板の故障で部品を発注すると2ndロットの物が届きます。
1stロットと2ndロットで見た目の違いはあるものの、性能面において変更があるのかは分かっていません。。


<左側>

ハンドガード部とレシーバー部で色が微妙に違うのが分かるでしょうか?
ハンドガードとレシーバーでは樹脂の素材が違います。 ハンドガードはグラスファイバー入りの強化樹脂製で、レシーバーと違いカッチカチのプラスチックです。
レシーバー(外装)もファイバー樹脂製との事ですが、堅さが違います。 レシーバーの方が”適度な撓り”がある樹脂です。
1stロットではストックもハンドガードと同様に”若干色が違う”ように見えたのですが、2ndロットになってレシーバーと同色になってるように感じます。
そんなプラ外装の銃ではあるんですが、剛性はかなり高いです。 取り回しにおいて安心感があります。
ヘンにガタつく所が無く(バットストックを除く)、アウターバレルも樹脂レシーバー固定にも関わらず、ありえへん剛性感です。
嬉しいのは”マガジンが一切グラつかない”事ですね。
そもそもスコピってマグウェル部を保持しての運用が一般的だと思うんですが、マグウェルとマガジンとの遊びがほとんど無いので「カタカタしてウゼぇ。」と思う事はありません。
タイトなマグウェルに加えてマガジンも軽いんで”マガジンが自重で落下するか?”は微妙なラインです。
個体差も出てくるでしょうから、どうしても自重で落下させたいマック堺さんなら少しムキになってしまうかもしれません。
ちなみに僕の個体は”角度によっては”スルっと落下させる事はできます。


さてさて、それでは1年使い倒しての使用感というか今僕が思う事を書いていきます。
言っておきますが、正直にネガティブな事ばか書きます。
そうは言っても勘違いしないで頂きたいのは『決して悪い銃という事では無い』という点です。
スコピの良い点なんて他の優れたブログで既に語り尽くされているでしょうし、通常の見立てじゃオモシロくないでしょ?
でもなんで そんなネガティブなネタばかりの記事を書こうとおもったのか?
理由は簡単。
1年以上使い続けて、やっとブッ壊れたから。
そんな事もあって、修理がてらブログのネタになってもらおう。 そう思った訳です。
とりあえずブッ壊れるまで使ってみたんで分かってくる事もあるんじゃねぇかと思うんですよ。
って事で次回予告は「修理編」です。
予告入れるタイミングが微妙ですが、こういう部分も含めて”僕”なんで大目に見てやってください。おねがいします。

先に言っておきますが、僕はこの銃に対して特に深い思い入れがあるワケではありません。
もちろんキライなデザインでは無いですが、特別に”萌え要素”を感じるトコもありません。
そんな事をサバコミュの仲間と話してたら、「じゃぁ何で買ったの?」と聞かれた事があったんですが、僕もその時まで深く考えた事無かったんですよ。 「なんでコレを選んだか。」
結果的に思い当たる”購入に至ったポイント”は以下の通り
①MOSFET機(電子制御)を使ってみたかった(※トリガーレスポンスも含めて)
②軽くてゲームでゴリゴリに使い倒せるヤツが欲しかった
③短くてコンパクトなヤツが良い(CQB用として)
④2or3バーストが使えるヤツが欲しかった
以上を踏まえて考えてみると、ようするに「サバゲー専用のゲームウエポン」として選んだ事が分かりました。
なんで「サバゲー専用のゲームウエポン」を強調したか?
僕も最近になって気付いたんですが、この銃の特徴というか生い立ちというか、コイツの存在意義を理解してやらないと”変な銃・ミョーに高い銃”で終わってしまうんですよ。
もう一つ理解しておかねばならん事は、コイツには”ロマン要素を求める銃じゃ無い”って事があります。
”ロマン要素”。  あなたにとっての”ロマン要素”って何ですか?
急に「哲学的・スバルのCM的」になってしまいましたが、僕にとっては”ロマン要素”ってとっても重要なんですよ。
サバイバルゲームやその他のエアソフト競技を楽しむ人においては2パターンのプロセスがあると思うんです。
1つ目はエアソフトを含む、”銃自体が大好き”って人。
銃や装備、それらを取り囲む文化や雰囲気が好きでサバゲーを始めるパターン。
そして2つ目は”サバイバルゲームやエアガン競技自体が大好き”って人。
一種のスポーツ&アクティビティとしてサバゲーや競技を始めるパターン。
前者はもちろんなんですが、後者の方がより”勝敗”に重点を置いていて、使用する銃(エアソフト)自体の性能を重視してると思うんです。
そこに出してくるのが”ロマン要素”です。
僕がサバゲーやエアソフト遊びを始めたキッカケって、実は「M1911が大好きだから」なんですよ。
要するに”銃(エアソフト)そのものが大好き”って事です。
なので上記に当てはめると1つ目の方なんですが、僕にとっての”ロマン要素”は当たり前ですが「まるで実銃のような外装、そして操作感。」
なんて言うと「じゃぁ素直にガスブロ買いなよ。」とか思われるかもしれませんが、そうはいきません!
ダメです!ガスブロ!キケンが危ない! アレは楽し過ぎるので絶対にダメです!
(注:ガスハンドガンは除く。 それだけは許して。)
僕が単車に乗らないのと同じ理由です。
楽しいのは大変に良い事なんですが、ハマり過ぎて人生を踏み外します! コレに関しては自信があります!
僕がよく「ガスブロと単車はシャブと一緒。」と言うのはそういう事なんです。 絶対に(僕なら)人生脱線しますから!
人生脱線するより話が脱線しましたが、要するに僕自身が意識してないトコで”ミリタリー文化自体を楽しんでる”って事なんです。
一変して”サバイバルゲームやエアガン競技自体が大好き”ってパターンの人は大なり小なりの”ロマン要素”はあると思うのですが、そもそものプロセスが違うので”ロマンより性能”といった考え方になると思うんです。
随分と話がややこしい方向に迷い込んでるような気がしないでもないですが、要するにこの”ASG スコーピオンEVO3 A1”っていう銃は”ロマンより性能”に重きを置いて設計された銃って事なんですよ。
ココに至るまで随分と長い説明をダラダラと続けてきたなぁ~と思ったりしてますが、そういう風に考えると”ASG スコーピオンEVO3 A1”ってメチャクチャ良くできた良い銃なんです。


それではいよいよ”良くできた銃ASG スコーピオンEVO3 A1”をロマン要素的な観点も含めて見ていきましょう!
まずはじめに、やっぱり気に入らないのが”プラスチック外装”!
いきなり全否定!?って思うかもしれませんが、その通りです。
「実銃がプラ外装だからしゃーねぇーじゃん。」って思うかもしれませんが
最近になって気付いたんですが、そもそも
僕、プラ外装の銃、嫌いでしたわ(笑)。
使い込んでも”アジ”がでません。 それどころか今でもフツーにキズが気になります。
しかも海外製電動ガンって事もあるんだと思うんですが、最初からケッコーなキズが入ってたりします。
でも流石はファイバープラ。 エグれるくらいのキズはなかなか入りません。 やっぱカタさが違います。
そんなプラ外装の銃ですが、「プラ外装にはプラ外装なりのアジってモンが出てくるだろぅ?」とか最初は思ってたんです。
ですがこの銃は爪先から頭の天辺まで(ハイダーを除いて)すべてプラの外装なんですよ。
金属部分が一切無いんですよね。。。
使い込んだMP5とかACRやSCARに魅力を感じるのって「金属部分があるから」だと思うんですよ。
プラの部分との温度差っていうか、プラはプラの・金属部分は金属部分の”年老い方”ってのがあって、ソコがカッコイイと言うか。

またボルトキャリア(カバー)も「もうちっと、どなにかならんかったんか?」というデキです。
あえて実銃の画像は添付しませんが、ボルト(カバー)はこんなにツルンとしたデザインではありません。
AR系みたいに”ボルトカバーのスグ後ろにシリンダーがある”などの物理的理由からこうなってるなら理解はできるんですが、コイツはボルトカバーを開いても中はスッカスカです。 絶対にある程度は実銃っぽく再現できたハズ。。
ま、「ロマン求めんなや。」って事ですね、はい。

ただ、先にも述べましたが剛性感は大したもんです。
物理的にガタつきを抑えるように各部のハメ込み・固定位置を考えて設計しているので、これから先使い続けていってもそうそうガタが出てくるような感じはありません。
そんな”僕にとっては難アリ”な外装ですが、ちゃんとCzのライセンスは取っていて刻印などは実銃と同じモノが入っているようです。
せめてもの罪滅ぼしかな?と思ったりしています。


ハイダーは実銃のデザインを忠実に再現しているようです。
アルミの切削加工品のようですが、切削がキレイでエッジもかなり利いてます。
ちょっとエッジ利きすぎで握ると何気に痛かったりします。。 ま、痛くともエッジが美しいのは良い事だと思います。
”なぜにハイダー握るし?”と思われるかもしれませんが、バッテリーを入れる(交換する)際は最初にハイダーを外して、その直後にあるハンドガード固定用の金具も外す必要があるためですね。 みなぎった力で締め上げると外す際にちょっと「アッー♂」ってなります。

ハンドガードは実銃用なので当たり前かもしれませんが、ちゃんとピカティーニ規格のレールになっています。
が、ロア側のレールは良いとしても、両サイドに設けられているレールに関してはハンドガード部からレール上面までの隙間が少ないのでモノによっては干渉する場合があるかもしれません。
レプリカ系のアクセサリは意外とレール高が必要な場合が多いのか、持ってるレプリカのライト一個は取り付けできませんでした。


そして今回一番語っておきたかった”意外と闇の深い操作系”についてです。

①トリガー
トリガープルの軽さ、そしてトリガーストロークの短さに定評のあるスコピですが、ハッキリ言って軽すぎます。
トリガープルが軽い&ストロークが短いのはセミオートを多用する僕にとっては良い事なんですが、いかんせんこのトリガープルはいくら何でも軽すぎます。
感覚的にはトリガーを”絞り込む前に弾が出る”感じでしょうか。。 軽すぎて”トリガーを絞っていってる感覚が指に伝わりにくいんです。
ま、この感覚的な部分は慣れることができれば問題は解決するんですが、もう一つの問題”暴発”については「慣れ・注意」だけではクリアできない問題でもあるんです。
僕がスコピを使いはじめて過去3度に渡って暴発を経験しています。
安全管理の問題だと思うんですが、”サバゲー初体験”で暴発を経験(この時は次世代M4でした)してから暴発に対して皆さんと同様に細心の注意払うようになったのですが、その経験以後初となる暴発をコイツで経験するハメになりました。。  正直、すげーショックでした。
1度目はゲーム中にストックを折りたたむ際に。
ストックを畳んで固定する際には手がトリガー近くに来るのですが、セレクターの問題(後述します)もあってトリガーに触れてしまったのでしょう。 見事暴発しました。。
2度目はスリングとウエポンキャッチで身体に密着させている間に。
ハンドガンに持ち替えてスコピをウエポンキャッチに。そして前傾姿勢のままアンブッシュした瞬間に暴発! たぶん移動中にセレクターが解除(後述します)され、ベルトか何かにトリガーが触れて暴発したのでしょう。。
3度目はセレクターをセーフティに入れる際に。
これは完全にヒューマンエラーですが、このセレクター、とくにバースト位置からセフティに入れる場合等はトリガー上方にフィンガーレストしておくと、セレクターを動かした際に指が滑ってトリガーに触ってしまう事があります。 これ以降は指をピーーンとありえへん方向に伸ばしてセレクターを動かす事にしています。

っとまぁ、危険が危ないトリガーでもある訳ですよ。これが。
加えてトリガーストロークも短いもんだから暴発の防止に神経を注ぐ事になる訳です。 いや、神経注げば済むハナシなんですがね。
でも何か違う気がするんですよ。 なにも”使い古したスーパーファミコンのBボタン”みたく鬼軽い&押しとるんか押しとらんのか分からんくらいの使用感にするこたねぇと思うんです。
ここはやっぱメガドライブを見習って欲しい。(僕はセガ派です)  なんならメガドラ2のコントローラーがエエですわ。


②セレクター
コレはもぅ色んなトコで叩かれてると思いますが、どうしようも無いくらい(実際どうしようもない)劣悪です。
アンビのセレクターになってはいますが、左右でガッタガタです。 また各ポジションでの”遊び”もデカいです。
左側でセフティに入ってたら、右側はセフティとセミオートの中間くらいに入ってます。これの逆もまた然り。
”セミに入れたつもり”でセフティが効いてたらまだマシな方ですが、セフティに入れてトリガー切れたらシャレになりません。
加えてセレクターの”セフティ・セミ・3バースト・フルオート”の間隔が狭い為、ドコに入ってるのか分からない時があります。
更に更にトドメを刺すように、各ポジションでのクリック感が弱くスルスル動いてしまいます。
トリガーホールから指を出してフィンガーレストしてると、いつの間にやらセレクターが切り替わっててセミオートのつもりが3バーストに…。
いや、シャレになりません。
セレクターの位置も形状も悪く、「誤作動させてください」と言わんばかりの操作系です。
前述しましたが、セレクターをセフティに入れてスリングで掛けてても一切安心できません。 セレクターは何かに引っ掛かりやすい上に簡単に動くもんだから、トリガーの影響も手伝って何の拍子で暴発するか分かりませんから。

③ボルトリリースレバー
これは操作感が悪いと言うワケでは無いんですが、少し考えさせられるところがあるんです。。
スコピには”オートストップ機能”が搭載されています。
マガジン内の弾を全弾撃ち尽くすと動作がストップしてトリガーを引いても動かなくなるヤツです。 次世代M4とかにも搭載されてますよね。
当たり前ですが、ボルトを機械的にロックしている訳では無いのでリリースしたとしても何のリアクションもありません。
次世代M4にも言える事なんですが、このボルトリリースレバーを押し下げてオートストップを解除した瞬間、心の中に冷たい風が通り抜けるのです…。
”実銃を知らない・ガスブロを触った事無い”って人なら何の違和感も無いと思うんですが、ボルトリリースってロマンでしょ?
”ボルトリリースレバー(ボタン)を押す”っていう比較的小さな行動から発生する比較的大きなリアクション。 これこそがボルトリリースの醍醐味だと思うんですよ。僕は。
だのにだのに、押して何のリアクションも無いだなんて…。 それってただの作業じゃん。
しかもコイツ(スコピ)は前述した通り”ゲームウエポンとしての要素”に重きを置いて設計されたであろう個体。
オートストップ機能はゲーム使用時にも大いに役立つ機能ではあるのですが、正直「弾が入ったマガジン差したら自動解除で良くね?」と思ってしまうのです。。
あくまで個人的な主観に基づいて言ってるので「それは言い過ぎやろ?」と思われても仕方ないですけどね。


トリガーとセレクターの闇に比べたらカワイイ方なんですが、HOP調整ダイヤルも”もうチョイどなんかならんかったか?”要素があります。
HOPチャンバー自体の設計はしっかりしてますし、HOPもパッキンを交換しなくてもかなり安定はしています。(基本HOP強めですが)
個体差があるのかもしれませんが、僕のスコピは0.2g使用時はHOPゼロor1クリック程。
0.25g使用時で4or5クリックです。 0.2gでも使える範囲なので特に問題は感じてませんが、1クリックでのHOP変化が大きいです。。
そんでもって、HOP調整ダイヤルがスゲー使いにくいです。
指で回せる堅さなのですが、タイヤル位置が悪くグローブ付けたままでは回せません。 更に言うと指先の太い人(つまり僕)は指先で回す事ができません。。 なのでヘキサゴンで回す必要があります。
正直めんどくさいです。

HOPダイヤル上部、暗い部分は空洞になっており、ハンドガードも含めてバッテリー収納スペースとして利用できます。
レシーバー部の空洞はストック手前まで収納スペースとして使用できるので結構なサイズがある。
っと思いきや、そうは問屋が卸さないんだぜ。 サイズがビミョーなんでバッテリーを選びます。
僕は11.1vのLipoを使っているのですが、とある”優れた方のブログ”に「11.1vのLipoなら”AKバッテリー”が入るんだぜ」との記事を見てソッコーでET1の11.1vAKリポを買ったんですが……
ビミョーにバッテリーパックの被覆が当たり、入れる事ができませんでした。。。
バッテリーの個体差だと思うのですが、ホントそれくらいの小さな違いで入れれなかったので、チョット「ムキーー!」ってなってレシーバー外装を分解してビルトインしてやりましたんだぜ。(Lipo入れっぱ、ダメ!ゼッタイ!)
そんなビルトインしたのがゲームの前日で、イベント当日は快適に使用。
したまでは良かったんですが、やっちゃった。。
事も有ろうに僕はイベント終了後バッテリー端子を抜き忘れてたんですねぇ。
1週間くらいしてバッテリー繋ぎっぱなしだった事に気付いて”テヘペロ☆”ってしながらバッテリーを充電器に繋ぐと… 反応しません。
おや?っと思ってバッテリーチェッカーに繋ぐとこれまた反応しません。
「ヘイ、ボーーイ。 ドウシタンダイ?」とかブツブツ言いながらレシーバー外装を剥がして驚愕。
「ぱ、ぱ、パンパンなっとる。。」   えぇ、はい。バッテリー死亡です。
それまでMOSFET機を使った事無かった僕ですが、待機電力の事を完全に忘れておりました。。
ここで一つ新たな問題点、コイツ待機時の消費電力パねぇ。
通常の”トリガー保護”として組み込むFETにも言える事ですが、電子制御のエアガンはバッテリーを繋いだ瞬間から待機電力を消費します。 FETも微量ではあるでしょうが構造上待機電力を必要とします。
それによってバッテリーを繋ぎっぱなしにしてるとバッテリーをどんどん消費していく訳ですが、スコピはどうも待機電力がケッコー激しいようです。。
ま、それより以前に”バッテリーの抜き忘れ”なんて言語道断ですけどね。 すんません。反省してます。
とはいえ待機電力がデカいのは事実なので、使用する際には注意が必要ではあります。


まだまだ残念ポイントが続きます。  お次は”マガジン”です。
マガジンは他社でスコピが出ていない事もあって”ASG純正品”の一択しかありません。 オートストップ機能の観点からもコレばっかりは仕方ありません。
単刀直入に言いましょう。
ダサイです。 そして お高いです。
実銃のスコピのマガジンってシースルーマガジンなんですよ。 しかもスモークがかってて結構カッコイイんです。
ですがコイツはただの”黒いプラスチック”です。 目を細めても、近くで良く確認しても、太陽に透かしたとしても、ただの黒いプラスチックです。
いやいやいやいや、何とかできただろーー!?って思っちゃうんですよ。
考えてもみてくださいよ。 マルイのP90とかG36のマガジンなんてシャレオツにダミーカートが並んでるのが見えたりするんですよ!
オサレに無頓着なマルイ(ごめんなさい)がですよ!?
って僕が思ってしまうのも、コイツの値段ですよ。
3個入り¥8000~……  ¥8000~ってオイ。
仮にジャパネットたかたの高田社長が鼻息荒げて絶賛したとて、1個¥2500の見た目じゃねぇだろ、コレ。
バリュー感が一切ありません。
そんなスコピユーザーの事を考えてか、2017年10月、とうとうシースルーマガジンが発売開始に!!!
連絡を受けて「きゃほーーい♪」と商品の画像を確認すると……
「てめぇ、ころされてぇのか?」とマウスを握る僕の右手が轟き叫んでおりました。
シースルーはシースルーでしたよ。  ただね、説明によると
『実銃用マガジンの半透明ケース構造を再現、インナーマガジンとの間にダミーカートをプリントしたペーパーや、その他デザインのペーパーを組み込む事ができます。』 
ペーーーーーパーーーーーー? はぁ?
要するに、小学生の時に使ってたシタジキと一緒ですよ。
A4のカードケースにお気に入りのチラシとか入れてシタジキとして使った事あるでしょ? アレですよ。
連絡を受けた瞬間はチョット嬉しくなって、そっからの落差。 こいつぁあんまりですよ。。

あ、はいはい、マガジンの使用感も必要ですよね。
えーー、まあまあです。 軽いです。 プラスチックです。
給弾不良は無いです。 スプリング給弾なんで当たり前です。
75発入ります。 オートストップ正常に動きます。
黒いです。 ダサいです。
以上です。 (ザ・テキトー)


ここまで読んでこられた方がいるなら、さぞ憂鬱な気持ちになられていることでしょう。 もう少しで終わります。
ええ、はい。 まだ残念なポイントがあるんです。 ガマンしてください。
ここまで書いて来て、僕も憂鬱な気分になってきました。 あと少しなので一緒に頑張りましょう!!(なんだこれ?)

はい、ストックです。 もうピーーンとキテる人は分かってるかと思いますが、正解です!
ストックがガッタガタです。 ”ガタガタ”ではありません。”ガッタガタ”です。 お間違い無きように。
とは言ってもストック自体がガッタガタな訳ではなく、ストックのバットエンド部がガッタガタなんです。
スコーピオンのストックは3段階に伸縮する事ができます。
一番短い状態と、写真にある一番伸ばした状態、それから中間位置。 残念な事にどのポジションにおいても同等のガタツキがあります。
僕はAR系を使う事が多く、スライドストックにも馴れてるのでストックのガタツキって余り気にならない方なんですが、それでもこのスコーピオンのガタツキは流石に見過ごせないぐらいです。。
正直「壊れとるんやねぇか!?」と思えるくらいなんです。
それでも所詮ストックのガタツキなんで、何かツメて調整すればガタツキは抑えられると思います。
ちょっと神経質になりすぎてるかもしれませんね。

ストックに関しては良い面もあるんです。
ご存じの通りスイングアウトして折りたたむ事ができるストックなんですが、ストック自体は剛性が高く、伸ばしてもロックがしっかりとかかりガタつく事はありません。
写真は撮り忘れたんですが、このストック自体はワンタッチでレシーバーから取り外し可能です!
そしてそしてストックを取り外したら、これまたワンタッチでメインスプリングを取り外す事ができるのです! クソ便利!!
要するにフィールドレギュレーションに合わせた初速調整や、ゲーム内容に合わせて初速を落とす等々、スプリング交換がほぼワンタッチで行える優れた設計なのです! 
コレは非常に気に入ってます!


コンパクトで軽量、取り回しラクラクで正に”ゲームユースにもってこい!”なスコーピオンEVO3ですが、現状では「これどうした?」な外装になっております。。
分かる人には分かるでしょう。 AKサプレッサーです。。
”何がどうしてこうなったか”にはちゃんと理由もあるんですよ。
スコピのシリンダーは加速ポート付きのシリンダーが入ってるんですが、ポートの位置から考えると少しインナーバレルが短いんです。
故にピストンの打突音がケッコー派手に炸裂しやがりまして、意外とウルサイんです。。
インドアフィールド等でのCQB戦なら取り立てて問題にはならないと思うんですが、いかんせんココは徳島。 んなシャレたフィールドなんてありゃしません。。
田舎暮らしのサバゲーマーとしてはアウトドア&ロングレンジ、隠密行動が大前提なわけですよ。 そんなシチュエーションでド派手な炸裂音なんてさせられんのです。
”ゲームユースを大前提に考えたゲームウエポン”としては静香ちゃんになってもらわんと困るのです。
そんな事もあって、手持ちのサプレッサーを色々と試してたらAKサプレッサーとの相性が非常に宜しく、今では立派な”NEO静香”となっております。
「てんめぇ、さっきまで”ロマン要素”がどぅとか偉そうに言っとったやねぇか!?」などのご指摘は受け付けません。
事務所(何の?)を通してからにしてください。
僕は僕で考え方を改めまして”コイツはゲームウエポンなんや。ゲームの為だけにセットアップしたらエエ。”と思うようにしてます。
それに僕が見慣れたって事もあるかもしれませんが、意外と似合ってません? アレ? 無しっすか?


さてさて、散々ボロックソに書いてきた”ASG スコーピオンEVO3A1”ですが、間違わないで頂きたいのは
”決して悪い銃では無い”って事です。
ここまでボロクソに書いてる本人が言ったところで説得力無いかもしれませんが、ホント良い銃なんですよ。
ただ「良い銃=万能」と言うワケでは無いので、”良いトコも有れば悪いトコも有る。”コレって何事にも言える事だと思うんですよ。
銃のレビューって、それを買ったオーナーが色々考えた挙句に購入した訳だから、良いトコばかりに目がいきがちになるのは当たり前だと思いますし、実際そういう記事も多いと思うんです。
とりあえずブッ壊れるまで使い倒してからレビュー書くなんて天邪鬼、そんな居ないと思いますし、そんな記事があっても良いんじゃねぇか?と僕は思うんです。
メーカーの人や販売店、はたまた僕と同じように現在愛用しているサバゲーマーの方々からすると「キサマ何を言うとる!?」と怒られるかもしれませんが、良い・悪いの判断基準は人それぞれ。 色んな受け取り方があって然るべきだと思います。

散々悪いトコばかり書いてきた上に”決して悪い銃では無い”と断言しつつ、気付けば”良いトコ”書けて無いやんって事に今更気付いた訳ですが、
”動作面においてはパーフェクトに近い性能”なんです。
とくに電子制御によるセミオートのトリガーレスポンスとキレの良さはスゴイです。 正直カスタムする必要性を感じません。
トリガーフィーリングは人それぞれ好き嫌いがあるかもしれませんが、このトリガーレスポンスと3点バーストだけでもスコピを買った甲斐はあるかもしれません。
一つ言い忘れてた事がありますが、個人的には11.1vのLipoバッテリー使用を推奨します。
箱出し未調整だとベベル辺りからの甲高いギアノイズが気になる事もあって「耐久性が…」とか「ピストンクラッシュが…」など心配する方もいるかもしれませんが、ギアノイズはシム調整で治まりますし11.1vで駆動してもピスクラするまでサイクルは上がりません。
これは内臓されてるモーターがかなりトルク特性に振った味付けがされているためであり、7.4vではサイクルの前にトルクが出ません。
そもそも逆転防止ラッチが無い(必要ない)くらいムキムキのモーターですので11.1vLipo以外では本来のキレは体感できない可能性大です。
もちろんMOSFET自体も11.1v対応なのでそこまで心配しなくても大丈夫です。 つか、未調整で1年以上使い続けましたから。

とは言え、一年以上”箱出し未調整”で使い続け、ようやく無事に(?)ブッ壊れたので次回は”ASG スコーピオンEVO3A1 分解修理編”として記事を書こうと思います。
過去最高な無駄に長い文章、そしてウザい文面のブログ記事になりましたがいかがだったでしょうか?
いやぁ~~日頃の行いが悪いのか、今回の記事を書くのに”打ち込んだ文章が勝手に消える”って症状に悩まされ続けましてね。。
何度も打ち直す度に”怨念”が上乗せされた感が否めません。
そんな”過去最高な無駄に長くウザい記事”にはなりましたが、今回も最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!
それではまた!!



  
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Posted by ワラビー at 20:05Comments(2)★エアガン